修羅の誕生③ ~蜃気楼の有休使い編~
有休をとったのだ。
結果から言うと結構普通にとれた。一度会社で倒れてからというもの、僕は結構アンタッチャブルな存在になっており、一時期のふかわりょう的なポジションを確立していた。
そもそも別に有休をとる必要がなかったのだが、まわりから見るとあきらかに普通じゃない感じが出ているので、「有休をとってくれ頼む!!」的な、「悟空はやくきてくれ!」的な感じで半ば強制的に取らされたのである。
たしかにそこまで頼まれれば男として期待に応えるべきだし、クリリンにはお世話になっているので有休をとるのが道理である。特に18号にはなんか寝る前とかにお世話になっているのだ。私もやぶさかではない。
ということで、急きょ休みが決まったため、会社の人が気を利かせてDVDを貸してくれたり、DVDを貸してくれたりした。DVDを借りたのは7月の初めころのことであるが、8月12日現在、何も手を付けていない。むしろなんのDVDかすらわからない状態である。つーか誰に何本借りたのかわからないので、どう返すべきか悩んでいるのだ。
ということで、なんか休暇を利用して高尾山を登ろうと思うのだ。
もちろん横浜から歩いて高尾山を登る予定であり、登れなかったらそれは死を意味している。いや、実際登れなかったら普通に帰宅するだけである。命を大切にしないやつなんて大嫌いなのだ。そしてゲド戦記を見たことは一度もないのだ。
【僕が高尾山に登る理由】
なんか以前飛行機で隣になったペンシルバニア州出身のアメリカ人に、「俺は高尾山に登った、スパイダーモンキーを見たんだ。あれは最高だった。」的な下ネタ前回のトークを披露された。
もし僕が英語が堪能であったならば、「眠いんだから話しかけるんじゃねぇ!!おまえの娘で××ニーしてやるからなッツ!!2回!!」と叫ぶところであった。しかしいかんせん日本語オンリーの自分としては、「リメンバーパールハーバー?」といった相手の機嫌をうかがうような言葉しか出てこなかったのである。
まあ要するに、なんかバカにされた気がしてムカついたのだ。
【低空登山における鉄の掟】
・すべて徒歩移動→普通の登山じゃ余裕だから
・お金は2,000円のみ所持→縛りプレイこそ我が本懐
・宿泊は野宿→なんかその方がタフな感じがしていいのだ
・お金で解決できる部分はお金で解決する→そりゃそうだろ
次回、高尾山編、写真にて公開予定!!
「ぜってぇ見ろよな!!」