さばのぬいぐるみの魅せる日記

サラリーマンのビタミンC的なブログだよ!抱きしめてくれ

ある男の軌跡① ~邂逅編~

 はじめに言っておく、この話は長編の割に大して面白くはない。

自分の思い出と自己満足のためにここに記載する。

正直、恥ずかしいから見ないでほしいことこの上ないのだ。

 

これは、9/20から10/27までの男の軌跡である。

―我、童貞の守護神、魂のテキストを刻む者也。

 

 

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童貞を下に見るな


2019/9/19、友人の康太とともに新宿の街コンに行ってきたのだ。

この時点でなぜかモテない男の感じが出ている。なぜだろうか。

 

9月の中旬頃の話である。

康太「俺らもこの年(27)なんだからさ、余裕ないわけよ。街コンでも行こうぜ。」

なんの言い訳なのかわからないが、謎の前置きからのこの物語は始まる。

 

★当日★

 

9/19、なぜか康太が若干遅刻したのだ。

多少の遅刻なので大した問題はなかったのだが、

一番端の席に通され 、女性のまったくいない席に二人で待つことになった。

 

女性のいない席と言っても、女性が遅刻しているのでいないだけである。

もう本当に女性が尋常じゃないくらいに遅刻しているのでいないだけである。

―街コンに罪はない、悪いのはいつだって女性なのだ。

しかしそのおかげでゆったりとカードを書くことができたので結果オーライとしよう。

 

【街コンのルール】※今回の

・6テーブルくらいあり、1テーブル20分間で全部の席を回るシステム。

・最後に連絡先の交換を促されるのでほぼ確実にラインは交換できる

・最初にプロフィールカードを記入する(それをもとに話を進めるのがセオリー)

 

<スペック>

康太:普通の人

ぼく:全ての項目において普通の水準を満たしていない

 

第一テーブル

 

この席では、20分の内、15分くらいたった後に女性が来たので、

それまでカードの記入をゆっくりと行うことにより濃密な時を過ごした。

残りの5分間で女性のことを覚えるという高等技術は僕にはできなかった。

また、相手にまったく興味がなかったので何も感じなかった。

 

<スペック>

NODATE ※覚えてない

 

全然興味がない。本当に興味がなかったんだ。

しいて言うなら鍋が壊れてて食べられなかった。

女性を憎んで街コンを憎まずである。

 

 

第2テーブル

 

2回目の席では、「ぬ!SSRだッツ」、と思うほどのなかなかのハイレベルが来た。(今思えばSR)

SSRとN(ノーマル)の格差社会ペアであったが、SSRは大人っぽくて僕と相性が悪そうである。

僕は何もできないから、僕の失態を笑って許してくれるよう人が好きなのだ。

 

<スペック>

SR:しっかりしてそうで容姿もいい。おそらく俺の二倍仕事できる。好き

N:覚えてないけど、俺の方が仕事できる。嫌い

 

僕らのエンジンがあったまっていなかったので、

まあまあダメだった。点数で言うと30点。

まず俺の第一印象が25点なのにトークが盛り上げられないとなると絶望的なのだ。

 

第3テーブル

一人は公務員、一人は商社ウーマン(中国に行きまくり)、大学の時の先輩後輩ペアである。

 

<スペック>

公務員:ちょっと変わっている、天然? 普通

中国:しっかりしてる、頭良さそう 結構好き

 

結果から言うとこの席では結構ウケた。

多分75点くらいである。

しっかりした話もしつつ、いじったりもしながら笑いを取る。

ようやくエンジンがかかってきたのだ。

そしてエンジンって表現がなんか寒いのだ。

 

そしてここにその内容の一端を記す。

公務員「私なにもできない男の人が好きなんですよ、それこそ赤ちゃんみたいな」

ぼく「ハイッ!!それマジで自信あります。

一同爆笑、完全に俺がこの場のスターである。(たかが四人の中で)

 

この流れになってからは何をしてもウケるのであるが、真面目な話をしにくくなるという諸刃の剣である。

結局正解はわからないのであるが、ウケるのは非常に気持ちよかったので、そのままお笑いの方向を突き進んだのである。

やっていることが、すぐに辞めるタイプの若手芸人と同じである。

要するにただ何も考えずにふざけているだけである。最悪。

 

第4テーブル

この席では、両方とも空港職員のペアである。

SSRと能面のペアである。

 

<スペック>

SSR:クールビューティー、一人でゴルフとか行くらしい 素敵

能面:能面 嫌い

 

SSRが来たことで僕らのテンションは最高潮。

そのテンションと前回の盛り上がりをそのまま引き継いで挑むも、なんかうまいこと会話が噛み合わずに上滑りする結果となった。

康太なんかはほぼほぼ滑ってた。

 

―会話はリズムである。

自分らがいくら頑張っても相手が乗り気でないと盛り上がらないのだ。

すごく勉強になったけど、次回に生かすほどの勉強にはならなかった。

そう、頭が悪いのである。

 

点数で言えば40点。砂を噛む結果となった。※噛んでいない

 

第5テーブル

 

この席は、相手が3人で全員他人というグループであった。

今思えば結構ヤバめのグループであった。

 

<スペック>

ワカメ:ワカメが大好物らしい、肝っ玉母ちゃんという言葉が似合う20代 嫌い

マルチ:マルチ商法を行うエマワトソン好きの悪辣娘 嫌い

大学生:大学生、悪くはない、悪くはないんだ・・・ 普通

 

顔も全員平均以下であり、彼女らにいいところを見いだせなかった。

僕らは言葉を交わさなくともここを休憩スポットだと認知した。

 

火照ったハートをさめさせるのはいつだって性的な不快感なのである。

 

 

第6テーブル(ラスト)

  

この席も、相手が3人。

そのうちの2人は友人同士、残る1人はマルチという構成であった。

 一人で来てるやつのマルチ率たるや。

 

<スペック>

ゆうなさん:高校時代からTOEIC580点以上の大学生 結構好き

ふがし:ゆうなさんの友人、ふがし好きの大学生 好き

マルチ2世:愚か者

 

この席は最後の席ということもあり、今までのウケた流れを駆使しつつ対応した。

 

プロフィールをいじって笑いを取ったり、好きな音楽の話になったら康太へ移行したり、俺が笑いを取り、康太が進行をするという役割を無難にこなす、

結果的には70点くらいであるが、あの落ち着いた感じで70点取るのはなかなかベテラン感あったと思う。ありがとう康太。お前のおかげや。

 

ということで、まあ結果的にはわりとよかった。

 

<総合>

この街コンは相手が結構よかった。

飲みものが遅いだとか、鍋が壊れてるだとかはあるけど、この街コンは客に救われたのだ。

街コンを憎んで、客を憎まずである。

 

<連絡取り>

 

とりあえず僕らは、好きな人がかぶってもとりあえず全員に連絡を送ろうという結論に達した。

 

 

僕らが連絡をしたのは、

ぼく:SSR、中国、空港、ふがし、ゆうなさん(後日)

康太:SSRのみ

 

ちなみに康太の言う、人気ランキングでは、

1位SSR、2位ゆうなさん、3位空港、4位中国、5位あかちゃん、であった。

 

俺の中でふがしが3位に位置していたので、「人気ないし行けるんちゃう」とか思ってニヤニヤした。

 

「―俺らもこの年(27)なんだからさ、余裕ないわけよ。」

 

この言葉が脳裏をよぎったが、普通に大学生を狙うのはサガである。

仕方がないのである。

 

また康太に、「中国はお前いけそうじゃん」、的なことも言われたので、

もう本当に浮かれ気分である。

 

その日、連絡をした彼女ら全員にシカトされた。

未読スルーである。この世に愛はない。