さばのぬいぐるみの魅せる日記

サラリーマンのビタミンC的なブログだよ!抱きしめてくれ

メシアなんていない

【前回のあらすじ】

 

 10月27日、山下公園の変にて心をブチ折られた俺。

何をするにも煮え切らないような状態である。

そもそもが煮え切らない人間という意見もあるが、そこには耳を向けないことにした。そうした。

 ということで、誰か僕を助けてほしいのだ。というか僕と遊んでほしいのだ。

誘い文句はなんだっていい、僕に考える時間とかを与えない程度にガンガン誘って欲しい。

 

【ダメージソース】

ふとした瞬間に思い出してダメージがあるのだ。

季節の匂い、食べ物の味、湿った空気、思い出す要因がありすぎて困るのだ。

記憶力には自信がない方であるが、なぜかそういったことは鮮明に覚えている自分が憎い。

・・・と、まあ正直10日間程経った今はそこまでのダメージはないのであるが、焦燥感(このままでは孤独死)を感じている。

普段から適当でその場しのぎをで生きてきた僕にとってなかなかの心境の変化である。

つまりは余裕がないのだ。

 

 そういった僕を救いたい君も、最近僕が足りてねぇなあと感じている君も、

遠慮せず僕を誘ってほしい。

―そう、メシアは画面の前のあなたなのだから・・・・

 

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今ならディアンケトでもイケる

 

と、まあそんなこんなで、11/3、日曜のことである。

 

以前より、白倉とともに街コンに行く約束をしていたのだが、予定が合わず参加できなかった。ということで、そこでのやり取りをここに記したい。

 

白倉「日曜なら空いているよー」

ぼく「ごめん、その日日程あわないわ」

白倉「そうなんだ・・・リスケする?」

ぼく「そうしてくれると助かる。また今度にしてくれや~」

 

~次の日(当日)~

『白倉さんからチケットが届いています』という絶望的なテキストが携帯にアナウンスされた。

なんでこいつは勝手に予約してるのか、今日無理って言ったじゃん、だとか

色々と言いたいことはあるのだが、1つ確実に言えることがある。

・・・こいつ、発達ちゃんか?

 

当日、仕事の関係で駅に18時40分頃に着く予定と言っていたのにもかかわらず、18時25分に駅に着くからと謎の宣言をされた。

 

いや、普通に40分に来いよ。俺が急がなきゃならないじゃねぇか。

 

しかし彼の奇行はそれだけでは止まらない・・・

 

遅いから駅から離れたドンキの前で待つわ、とか言い出した。

別にどこで待っても変わらないだろうに、なぜ彼はあえて人通りの多いドンキを選択したのだろうか。というか俺が遅くなるのは事前に伝えていたはずなのだが。

 

そもそも別の友人と約束していたのにお前のせいで断ったんだぞ。

ふざけんな。なんでお前に合せないといけないんだよ。

エエコラ!これでうまくいかなかったら肛門にフリスク入れろよな!! 

 

【会場に到着】 

 

現地に到着。

予約をした白倉が受付を行う手順なのであるが、なぜか彼はかなり手間取っていた。

こんなに何もできないやつは自分以来である。というか「俺の方が普通にこなせる」と確信した。

といった具合に失恋により失った自信を回復できた。

でも感謝はしない、なぜならムカついたから。

 

席に着く。

白倉はものすごく緊張しており相手方も無口だったので、軽く話しかけてみる。

すると女の子の表情も徐々に明るくなり、普通に会話も弾むようになった。

しかし、白倉は以前無口のままでこいつなんなんだろうと思った。

 

途中盛り上がってきたので、白倉にツッコミのチャンスを与える意味も含め鋭利なボケをかましてみる。

すると、「そういうこというの失礼だろ」、みたいなマジトーンでダメ出ししてきて、なぜか俺が悪者になった。ツッコミがないとただ俺が失礼なやつで終わるのである。

 

 

【今回の街コンの評価】

まあ結論で言えば、本当に最悪であった。

基本だんまりのくせに、声を発したと思ったら妙なことを口走る。

俺の作った雰囲気とか勢いを完全に殺しに来るのだ。

正直、彼には絶望したしお金を返してほしいとまで思わせた。

下記に例を記す。

 

・自己紹介の際に相手の名前の漢字を知りたがる。

 

ボケかと思ってツッコんだら本当に頑なに知りたがるので戦慄した。

また、自分の名前の漢字もご丁寧に説明し、自己紹介でだいぶ時間を使ってた。

本当になんかもう、・・・怖かった。

お金を払って恐怖を植え付けられた。

 

・ツッコミでなくマジダメ出し

空気が温まったところでテクニカルなボケをかますと、なぜか彼はダメ出しをしてきた。

普通にツッコめばわかりやすくウケる場面でそれをしてくるあたり、僕のことが嫌いなのでは、と勘繰ってしまうほどである。

僕が一人暴走して変なことを口走ったみたいな雰囲気になるため、僕の心証を悪くさせるには十分である。ちなみに白倉も若干引かれてた。

普通にムカついた。ストレスが溜まった。

 

・必殺技つぶし

僕の中で鉄板となっている技、《僕等に特に興味ない感じですか》をつぶされたのだ。

前述のように、ダメ出しをしてくるので、本鉄板技をした時につぶされてしまい、次回以降にトラウマになり使いにくくなっているのだ。

俗にいう街コンイップスというやつである。何してくれてんねん。

まさか自信のとスキルを喪失するとは思わなんだ。

 

《僕等に特に興味ない感じですか》 ※著作権フリー

僕らがたくさん話をしているのにもかかわらず、相手から質問がないときに使用する鉄板技。

そもそもはお互いに沈黙してしまった時に使用しており、康太とコンビの時はそんな事態もないのだが、今回は白倉がトークの勢いを急停止させるので満を持して使用。

この技で外したことは一度もないし、タイミングも見誤ったことはなかったのだが、白倉の潰しにより状況は一変、病院の待合室にヤバいやつが入ってきた時みたいな雰囲気になった。

本当にヤバいのは白倉なのに俺がヤバいやつみたいになる。社会は不条理である。

ちなみに、「あれっすか、僕等に興味ない感じですか?」とにやけ顔でやるとウケる。

ヘラヘラしている人がやらないと失礼に当たるから注意。

 

・腐れ縁

 

「お二人はどういった関係ですか」、との質問に対し、彼は「腐れ縁」と答えた。

続柄を聞いているのであって、関係の性質を聞いているのではない。

それだけは確かなことである。

しかもたちが悪いことに、その一言を答えるために2分くらい時間を使うのだ。

10秒でパッと答えて相手に話を振るのがセオリーだと認識していたはずだが、

彼はこの場を情熱大陸だと勘違いしているのだろうか。

また、普通に腐れ縁とかサムいことと言わないでほしいし、そこまでえにしを感じていない。

 

・金返せよ

 

彼は普通に相手と話している最中に、「金返せよ」と言ってきた。

僕らが話を盛り上がっている最中の出来事である。

その時、僕とパートナーを組んでいたのは知らない男性であり、知らない人にも迷惑をかけてきたのだ。

女の子と話している最中にいきなり話をぶった切って急に乱入してくるのも解せないし、「金返せ」という誰しもが不快になるワードをブチ込んでくるのも狂気である。

そもそも、当日に勝手に予約しといたくせにお金をおろす暇なんてなかったし、終了後にお金は払うからと言ってたし、彼も女の子と話している最中だし、彼はなぜこのタイミングで急にお金が欲しくなってしまったのろうか。

もちろん、僕の印象は最悪であり、「早くお金返してあげなよー」的なことを言われ、

完全に冤罪で嫌われることになった。

 

―人間は地球の癌である。

短時間でそう思わせるには十分な出来事である。

人を信じる心を失ったと思う。

 

前述のとおり、白倉とのコンビがヤバいことを悟ったので、知らない男性と急遽コンビを組むに至ったのだが、その方がマジで全然円滑にことが進むのでものすごく楽だった。白倉が狂気を孕んでいるのもあるが、その男性が有能であったのもでかい。

 

ということで、チェンジして二席くらいはこなしたが、普通に相手が化け物であったので全然テンションが上がらず連絡先の交換もしなかった。

というか、わざわざ白倉から離れたのに「金返せよ」と声をかけてきたのはなぜなのだろうか。もう誰も信じない。

 

【終了後】

 

終了後、僕とパートナーを組んだ人と、その友達と仲良くなった。※俺が

腹ごしらえを兼ねて二次会をすることになった。

みんなが女性陣と一緒に二次会に行く中、僕ら4人は男同士で二次会をする。

格差社会である。資本主義の経済の縮図である。

 

<スペック>

期間工:なんか期間工みたいな顔をしている32歳、普通にいい人

ゴーレム:大きくて力持ちの32歳、気弱な大男

ボク:チビ、バカ、クズの3冠王

白倉:多分8冠王くらいはある

 

二次会では、年下の僕としては何としてでもおごってもらいたいので、二人の男を誉めちぎる。

その際、白倉が何も機能していなかったが構わず太鼓持ちを続ける。

これが《逆マウント》と呼ばれる僕の必殺技である。

 

《逆マウント》

誰かの上に立ちたい、マウントに立つことが偉い、そんな価値観の横行する世の中、あえて時代とは逆行し、自分を下に見せる奥義。

自分が下に立つことで、誰かしらが面倒を見てくれたり、支払いをしてくれたりするので割と便利である。

誰かの積み上げてきたものの上にただ乗りすることになるので、「なんかほんと悪いっすね感」を出すのがコツ。

普通に周囲からの評価は落ちるので諸刃の剣ではある。

 

ということで、僕が話の中心になり、期間工とゴーレムのコンビの話をガンガン広げることに成功する。

話を広げるのは一次会ですべきことであり、なぜ今頑張っているのかは全く分からないが、何かを頑張る姿は美しいのだ。貴いのだ。

というか一次会は散々だったのだ。つまらなかったし。

 

まあ話した内容は覚えていないけど、ゴーレムが俺に友情を感じていることは何となく覚えている。

 

白倉はその後も4人の共有ラインをつくりだし、なんか俺に企画しろだのなんだの言って最後まで空気の読めないやつで終わった。

肛門フリスクは必然である…

 

つらいときにつらいことは重なるものである。

 

【結果】

白倉は奪うだけ奪って去っていく